「落ちようが、昇ろうが、 全てを超えていけ。」
生体磁気浮上式ガラスタワー。
頼まれごとがあるたび、
ここを何度も上り下り(上昇・下降)していた。
上空には爆音轟く赤紫色の大星雲。
爆音、大量に重たい音が鳴っているあまり、無音に聞こえる。
塔の上、大星雲へは自力で飛んでいく。
二人の女性が大星雲まで飛んでいた。
上から見るタワーは円形、横からはガラスが四角形。
地上と頂上以外に降りる階層はない。
ガラスは薄水色(上空は星雲色なので空の反射色ではない)、
個々のガラス窓は黒枠で接合。
内外共に景色・大地や山・他建物が透けて見える。
矢印↓↑は、塔内部の円系ガラスで、
乗るとエレベーターに似た浮遊感があった。
はじめから最後まで一定して乗っている人は無重力・無移動のため、
地上・頂上までは、あっという間かと言えば あっ という間、
どちらかといえば、体にかかる負荷はほぼなく、
5秒くらいでゆったりと到着。
上に登るときの下からの圧力よりも、
下に降りる時の方が上からの圧力を感じた。
おそらく、「浮かびあがらないようにする」ため。
上下双方向によるコントロール。
体をふわりと浮かせる浮力はエレベーターよりも強く、
自分の体や衣服まで一緒に浮かびそうなレベル、 なので、
ス カ ー ト で 旅 を し て は い け な い
(大事なことなので何度も言う)。
おっさんの考えた建物と比べれば、
フリーフォールは肉体的に強雑(ごうざつ・無理強い・大雑把)
なことをしていると思う。
「建物は人の思念の結晶体」のため(この話も後々夢日記で出しますが)、
人間性がそのまま映し出される。
無色、 無空、 無心・・・。
塔内部は、墨文字のお経が順番通りではなく、
点在して描かれ、はじめは何のお経かわからなかった。
何度も往来・上昇下降をして塔内部を眺めている間に
『般若心経』かもしれない・・・、と。
本来こういう所では手荷物なく行き来するものですが、
頼まれごとを入れた籐の編みかごバックを持っていました。
それで次に登ろうとしたら、途中で浮力が弱くなって
ふわーっとゆっくり降りて行ってしまった。
近くにいた60代の男性が、
「(自分のかけていた)念力が(使いすぎて)衰えてしまったから
(もう一度かけなおすから)少し待ってて!」
私「・・・( 動力源、あんた(の生体磁気)かよ。 )」
人の生体磁気浮上(マグネティックオーラ)式タワー。
おそらくこの建物の設計もおっさんがやったんでしょう。
この世界には自然の風景の中に溶け込んだ建物が
少なからず他にもありましたが、電気・機械類はなく、
動力源は全て 人の念力 。
生体磁気が動力源だから、デザイン設計も質素にできる。
磁気浮上式はやはり、横移動の乗り物ではなく、
縦移動のエレベーター方式のほうが
合っているのではないでしょうか・・・。
夢の世界はいつも素朴ですが、本来科学技術も詰めれば
デザイン・設計・その利用用途も、質素になるはずです。
しかし、無心から質素が生まれる。
色つけて描いたヘキサゴンブロック。
本当はものすごく大きな壁で、上部にくぼみがあり、
そこに水が溜まっていて、流れ出ている。
下は滝壺、水の上に人が浮かんで立っていた。
紋章は点滅してあらわれたり消えたり、
私も含め複数人が宙を浮きながら、
(なんだろう、この文字・紋章は・・・)と思いながら見ていた。
最初の絵は自分だけわかってればいい、
その絵を見た時に『見た夢を思い出すための個々のワード』
だけを描いた、略絵。
般若心経の夢を見てサンスクリットかな、とも考えたのですが
梵字であれば日本にもあるのですぐ気づく。
なので、文字というよりは紋章や象形文字に見える。
色々調べていきついたのは、
WALTHAMの揺れるダイヤモンドネックレスや、
手わざの利いたジュエリー、ミルグレインの中に
彼が手から出した模様と似ているのが多々見られる。