〔2024年2月26日〕』
胡粉で煙幕描写の実験をしたく描いた絵です。
実験した筆では思うようなぼかしはできないようです。
(画材・彩色)
●紙 アルシュ
写真は未断裁のブロック状態(26×18cm)です。
お届けする原画は25×17cm前後のサイズとなります。
紙裏、名、題、入っております。
●墨 古梅園 『梅花墨』 菜種油煙 (茶墨)
主線含めすべて筆描きです。黒色部分は全て墨です。
●ゴンドラパステル
口紅の草木染め以外はすべてパステルを溶いて彩色。
目視で赤と思い塗ると、蛍光ピンクだったため、どぎつくなり、
襟元の色は失敗しました。
パステルは顔料の塊ですから、
草木染めとは異なり耐久性はごく一般的なもの、
管理に気をつかう点はございません。
↑2019年のパステル画。
今回5年ぶりのパステル画ですね・・・。
●草木染め 茜(赤根) アルミフリー
金属媒染(アルミ)不使用のため、薄味の朱色となっております。
アルシュ紙が木の色(黄色味)を帯びているため、
少し赤色を底上げしてくれます。
主に、口紅に使用。
●ホワイト 胡粉
煙、点描、瞳や口紅の艶。
●筆 松月堂製 熊野筆