【木海月石(きくらげいし)】

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 ①宝子

 

  母木から光る宝子(胞子)が生まれる。

   地上に落下した宝子は育たず、母木に留まると育つ。

   大半の宝子は地上へふわふわと降る。

 

 ②結晶化

 

   光の凝縮で宝子が結晶化して宝石に。

  地表近くに落下した宝石はランプ燃料として人々の間で

  利用されている。

 

 ③木

  結晶化した石から木が生える。

 

 ④独立

 

 枝を羽ばたかせて、ふわん ふわん と飛び立っていく。

 独立できるまで育つ木海月石は希少。

 

 石本体に浮遊力があるので、移動したい場合に限り、

 木の羽(腕)で空を泳ぎ、普段は空中で停滞している。

 石の浮遊力が強いので、木の羽は退化している。

 

 若木は空高い場所に、老木は地表近くにいて、

 最後は浮遊力(宝石の力)の低下とともに落下し、

 木だけが地に根付く。